支えあっている部分は、温い。

null
「支えあいやで。大切なことやで。」――ある日の夕暮れ、サラリーマンなどで賑わう繁華街の路地裏にあるおでん屋台で、いつも寡黙なAさんが、熱燗を一杯飲みながら、ポツリとつぶやきました。
漬物を購入したAさんは、昼間に購入した品物やお弁当などを冷蔵庫に入れっぱなしで自宅へ帰る、ということが度々ありました。Aさんは物忘れが結構あり、冷蔵庫の中身以外にも、傘、弁当箱、本や薬など、自宅に持って帰るものを忘れて帰る、という状況があり、そのことは近所でも広まっていました。

そんな、Aさんのご近所の方が、Aさんが帰る時忘れないように、「つけもの」と書いたメモを『ここに貼っとくよ』とさりげなくAさんが席から離れた時、持ち物に貼って帰りました。
また、ほかのご近所の方は、付箋(ふせん)に「冷蔵庫」と朱書きで書いたメモを、モニターの上に貼って帰りました。

Aさんの話は続きます。
「メモやら見た時、ほんと嬉しかった。さり気ない心遣いが嬉しい。見守りネットワーク活動を普及せないかん、とか大上段で構えんでも、見守られてるんかな・・・?と思うくらいの、ほんの少しのお節介で、相手は嬉しくなるもんやなぁ・・・。」
そういってほろ酔い顔のAさんは、美味しそうにダイコンを口に運びます。
ご近所の「気になる人(Aさん)」には気づくけど、なかなか行動に移せない皆さん。ほんの少しだけ、“さりげないお節介”してみませんか。(なおこのドラマはほぼフィクションであり、登場人物・団体名等は全て架空のものです。)

トラックバックをする

この記事のトラックバックURL

コメント

コメント(0)

コメントをどうぞ

※投稿いただいたコメントは、事務局でチェック後、掲載させていただきます。
掲載までに少しお時間をいただくこともありますのでご了承ください。