一度きりのクリスマスケーキ

自分の父親は口数の多い方ではなかった。父が幼い頃、祖父が亡くなったと聞いているので、多分父親像がわからないまま自分に接してきたんだと思う。そんな不器用な父は、自分が子どもの頃、一度だけクリスマスケーキを買って帰ったことがある。箱を開けると丸い、白いそして甘いケーキの匂い。今でもその光景は鮮明に覚えている。たった一度だけ食べたクリスマスケーキ。街中のネオンを見ているとふと思い出すあの夜の甘い味。


自分の父親は口数の多い方ではなかった。父が幼い頃、祖父が亡くなったと聞いているので、多分父親像がわからないまま自分に接してきたんだと思う。そんな不器用な父は、自分が子どもの頃、一度だけクリスマスケーキを買って帰ったことがある。箱を開けると丸い、白いそして甘いケーキの匂い。今でもその光景は鮮明に覚えている。たった一度だけ食べたクリスマスケーキ。街中のネオンを見ているとふと思い出すあの夜の甘い味。

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