月別ブログ for February of 2013

寝台車の思い出

飛行機が苦手だった時、東京出張はいつも大分駅を夕方に出発する寝台特急富士だった。いつものように弁当とビールを買い指定席へ。車窓を眺めながらゆったりした気分をすごしていると小倉駅から乗ってきた人が自分の前の席へ(構造上向かい合わせの席となる)いつものことだからいいんだけど。いつもと違ったのは、その人が話しかけてきた内容だ。「おれはやくざだ。これまで拳銃で撃たれもしたし、身体中は傷だらけだ・・・」いやいやあなたの身分や経歴を質問した覚えもないのに・・・。それから延々と話しを聞かされた。出来たら席替えをしてもらいたかった。夜も遅くなり自称やくざさんはいびきをかきながら眠りにはいった。すると隣の席から大声で「いびきがうるせぇーぞぉ!」と。これは一悶着あるぞと身体を縮めていたのだが・・・。そのやくざさんはさすが大物(かどうかわからないが)。その怒鳴り声にも起きずに眠り続けたのだった。 長い夜が明け無事に東京についた記憶は未だに消えない。後々考えたら、やくざさんが寝台車に乗るというのもどうか・・・。